SIC燃料電池研究会

SIC燃料電池研究会

平成18年度活動成果 Project Output

女子美術大学との産学連携デザインコンペティション

地域発燃料電池システム開発において、女子美術大学デザイン学科の学生より、外観・機能のデザインを募集し、
デザインコンペティションを開催しました。

SICは平成14年度より、「製品やサービスのアイデア」「製品デザイン」「パッケージデザイン」などの『デザイン開発』に関するサービスを女子美術大学(基本協定締結校)の協力を得て提供しています。あらゆる世代をターゲットとした新製品開発のアイデア、新製品のデザイン、ネーミング、パッケージデザイン、店舗の空間デザインなど様々なご要望に対応できます。

プロジェクト(1)
地域発燃料電池システム開発プロジェクト

 

小型携帯用固体高分子形燃料電池システム
ユビキタス社会の普及を支えるモバイル機器はさらなる電力供給の増加が求められています。SIC燃料電池研究会はそのニーズに応えるべきあらゆる角度から最適化をはかり、小型携帯機器用燃料電池システムの開発を行っています。
※この小型携帯用燃料電池システムは、女子美術大学デザイン学科学生によりデザインされました。
 

プロジェクト(2)
定置用燃料電池補機類開発プロジェクト

省エネ性、環境性を兼ね備えた定置用(家庭用)燃料電池システムの市場化と普及促進のためには、関連周辺機器(補機類)のコストダウン・耐久性・信頼性の確保が重要課題になっています。
SIC燃料電池研究会ではそのような課題解決を念頭に、家庭用燃料電池システムの周辺機器の技術開発として、『補機類開発プロジェクト』の活動を推進しています。

※定置用燃料電池システム
東芝燃料電池システム(株)提供




B1:バーナ空気ブロワ B2:選択酸化空気ブロワ
B3:カソード空気ブロワ G1:燃料昇圧ブロワ
※W1:改質水ポンプ W2:冷却水ポンプ
W3:排熱回収ポンプ


平成18年度『補機開発プロジェクト』の成果

1.定置用燃料電池システム改質用水向けポンプ
  定容積形電磁ポンプはプランジャのストロークをストッパによって規制し、ストロークが一定となるよう設計された電磁ポンプです。そのためポンプの定容積作動領域内では負荷(背圧)の変化がある場合でも、単位ストロークあたりの吐出し量は一定となります。

















※定置用燃料電池システム改質用水向けポンプ(W1)
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構) 委託事業により、日本コントロール工業(株)にて作成されたものです。

2.配管継ぎ手
補機共通化の前提となるインターフェイス部の共通化として、配管継ぎ手の量産化を検討しています。

3.その他
同システム普及時を想定した、補機類のあるべき姿を創造し研究開発を進めています。













配管継ぎ手
経済産業省「家庭用燃料電池システム関連補機類の共通仕様リスト」に基づいて、(株)リガルジョイントにて作成されたものです。