子どもアントレ
（さがみはら子どもアントレプレナー体験事業）

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1日目

・オリエンテーション
初対面の６人が揃い、最初は口数が少なく、緊張している様子でした。
アイスブレイクを通して互いに打ち解け仲良くなることができ、さらにお互いの名前も完璧に覚えることが出来ました。

・会社設立、役職決定
メンバー全員が互いになりたい役職を聞き合ったら、譲り合いもあり、自然と全員の役職が決まりました。会社の約束では、メンバー全員の大切にしたいことを取り入れて決めていました。

・商品紹介
どれも魅力的な商品を紹介してもらい、販売したい商品はメンバーそれぞれでバラバラになってしまいました。しかし、お客様に買ってもらう上で、どの商品の、どの要素を大事にするのかみんなで考え希望を決めていました。

・商品、販売場所決定
実用性のある商品にしよう！と決めた結果、第一希望の商品が被ってしまうなどありましたが、結果第二希望の帽子マグネットになりメンバーたちの安堵する様子が見られました。
そして会社名は磁石が入っているため、鉄にくっつく不思議な帽子ということで「ミステリーハット」になりました。

・事業計画書作成
銀行からお金を借りるためには、銀行から信用してもらう必要がある。そう講義から学んだメンバーたちは事業計画書を書くことになりました。事業計画書では帽子マグネットを製造・販売するため、「価格設定」に悩んでいました。社長を中心にどうしたらもっと売り上げが良くなるのか会社全体で考え話し合いをしており「製造にかかる費用で不要な項目はないか。」「販売価格を上げれば黒字になるのではないか。」「おつりをもう少し減らしてもよいのではないか。」など活発な意見が飛び交いました。

2日目

・融資交渉
銀行からお金を借りるため、たくさん苦労して書いた事業計画書を手に融資交渉に向かいました。融資交渉では、緊張しながらも銀行員からの質問にきちんと答え、アントレ銀行から、使用する道具の追加、計算間違えの指摘をいただき、指摘事項について早急に話合いを行っていました。
また、「計算間違いは二度としない」との意気込みをメンバー同士で話している姿も見られ、何度も事業計画書に間違いがないか計算し、再提出後、融資交渉を成功しました。
資金を借りることができ、喜ぶ半面「私たち借金しているってこと？しっかり返さないと…」と言っているメンバーもいました。

・商品製造、ポスター作り
融資交渉が長引いてしまったこともあり、ほかの会社に比べ製造時間が少なかったミステリーハット。周りの会社を見て焦る中、いかに効率よくものを作れるか考え、工程の役割分担を行い、製造ラインが出来ていました。そして基本パーツの作成と飾りの接着のタイミングをあえてずらすなどして脅威のスピードで製造が進みました。アルバイトの投入などの後押しもあり、時間ギリギリですべての商品を完成させました。メンバーたちは大量の商品の製造に疲れているのかと思いきやとても楽しそうで、飾りのセンスもよく、驚かされることが多かった商品製造でした。

3日目

・販売
待ちに待った販売、ここまでたくさんの苦労を重ねてきて、本当に売れるのか不安そうでしたが、メンバー全員大きな声で宣伝していました。そして初めの一個が売れると、全員がとっても喜んでいて、売れるたびにとても笑顔になっていました。接客でもお客様に対し「ありがとうございました」と応対することができ、売れたことで浮かれることなくしっかりしていると感じました。

・決算、返済、振り返り、報告会
無事完売でき、あとは銀行にお金を返すだけ。お金を返すために決算報告書を作成していました。途中計算結果が、予測していたものと実際にあったお金と異なり、悩む場面もありましたが、メンバーそれぞれの気づきをつなげることで見事解決。無事返済し、給料袋を手に入れました。
３日間の振り返りをもとに、報告会では大勢の前で堂々と発表することが出来ました。他の会社への質問もでき、とっても素晴らしかったです。

BBからのコメント

３日間お疲れ様でした！完売おめでとう！お給料をもらうのは本当に大変だね。カンチャンもみんなからもらったお給料は宝物にします。実を言うと、この３日間カンチャンはみんなに驚かされっぱなしでした。それはみんなが協力して取り組めていたことに対してです。
学校も趣味も異なる６人がこの３日間初めからずっと一つになって活動することはとても難しいことのはずなのに、みんなは普通にやってしまった。これはみんなが思いやりをもって活動できたからかな？
みんながそれぞれの得意な分野で力を合わせたときは本当に熱くなりました。
みんなで協力できるって楽しいよね！実はカンチャンの一番好きなことは協力だったりします。今回の３日間でみんなは沢山の経験をして成長をしたと思います。この経験を誇りにまたいっぱい成長してください！

伊藤 寛太(BB)