地域資源発信プロジェクト

津久井森林体験教室2010

<当日の様子>

津久井青根フィールドワーク

名所の説明は「津久井森林体験教室2010しおり(PDF)」よりご確認下さい。

・諏訪神社
 前日まで心配していた天気も、早朝から絶好の日和となりました。県の天然記念物に指定されている推定樹齢700年の大杉がそびえ立つ諏訪神社でお参りをして、いよいよ体験教室開始です。




・長昌寺(長昌寺)
 正式名称「金谷山(きんこくさん)長昌寺」、臨済宗(遠渓派)の流れを組んでいます。当日は住職さんから禅と青根地域をテーマに説法をいただきました。座禅体験では作法に習い目を薄く開き、背筋はスッと棒を一本背中に差し込むように、姿勢を正すだけで精神までシャンとするようでした。




・青根散策
 禅を体感し澄んだ心のまま、次は水源地へ。水源地までの道のりには美しい里山のけしき景観が広がります。青根ではちょうど刈入シーズンで、実際に稲穂を干す作業をしている場面を見る事もできました。
諏訪神社 長昌寺での座禅体験 青根集落散策


・水源林散策
 地元で林業を営んでいる㈲サトウ草木のスタッフの皆さんの誘導に従い水源林を進みます。自然が持つ清涼な癒しを感じながら、現在の林業、年輪から読み取れる森の歴史、神様の住む樫の木の洞の伝説のお話を聞き、湧水の試飲などを体験しました。

水源林についての説明 水源林散策 水源林(湧水)
昼食「青根の手打ちうどん」
 参加者一同で青根小学校へ。青根小学校は県内唯一の現役木造校舎、木の香りに包まれた温もりに満ちた空間は光の色さえ日々目にするものより穏やかに感じられます。
 「青根の手打ちうどん」は昔から食べられている地元の食文化、青根の婦人会の皆さんが地粉から作った手作りの逸品。婦人会の皆さま、朝早くからどうもありがとうございました。
神奈川県農政部森林保全課の安居院さんから青根の水源林に関する説明や地域の人々の地域活性化への活動レポートの上映が行われました。

青根小学校 青根うどん 婦人会の方々
里山散策路づくり
 青根の歴史を伝える監視哨跡に集合してから、午後の作業に入ります。3つの班に分かれ、それぞれ里山整備を体験しました。中休みでは青根産の美味しいりんごも頂きました。

A 「里山散策路づくり」

水源林整備で間引きされた間伐材を利用して、散策の合間の憩いの空間づくりのお手伝いをしました。

B 「里山階段づくり」

坂道に大きなハンマーで間伐材の杭を打ち込み、鍬で地面を均して歩きやすい散策路を整えました。

C 「間伐材を用いたベンチづくり」

間引かれた丸太をチェーンソーや鋸を使って分け、運び出し易くしました。

D 「樹名板づくり」

デザイナー監修のもと、親子共同作業で樹の名前をデザインしました。