かわらばん

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かわらばん入居版217号 2022年6月

合同会社 ROBOT.ICHIBA
   ハードとソフトを擦り合わせる リアルなインターフェイス企業として!!
【Desk10会員プロフィール】
合同会社 ROBOT.ICHIBA
代表 河田 卓志(かわた たくじ)

 河田さんは大阪府枚方市の出身です。大学を卒業後、ソフトウェア開発や技術サポート、マーケティングなど、ソフトウェアエンジニアとして、外資系企業での長い経験が今の仕事の土台にもなっています。小学生のころから自分でゲームをプログラミングしたり、学生のころは自動車を自身でカスタムしたりと、興味のあることはすぐにのめり込んでしまうそうです。昨年、奥様にゆかりのあった相模原に引っ越し、最近では近所のスポーツ・レクリエーションパークまでのランニングを楽しんでいます。自然の環境も多く、出身の枚方の風景が重なるところもあり、相模原が気に入っています。

【創業の経緯】
 機械工学部を卒業後、アドビシステムズ社で組み込み製品のエンジニアとして経験、また、ソフトバンクロボティクス社では人型ロボット“Pepper”の技術サポートやマーケティングにも従事していました。Pepperのマーケティングでは河田さんのロボット制御OSに関する技術的な知見がプロジェクト全体に貢献し、多くの企業や団体の採用に繋がりました。幼いころからロボットアニメや特撮ヒーローの世界をリアルに実現していく仕事にやりがいを感じる一方、マーケティング先行でまだソリューションにつながっていないことにもどかしさを感じることもありました。近年海外で進んできている自律型ロボット分野を、日本でももっと普及させることができると思い、そのためにはハードウェアとソフトウェアを擦り合わせるためのインターフェイスが重要と考え、それを自分なりのビジネスで展開していくため、ROBOT.ICHIBAを立ち上げました。

【事業内容】
 ROBOT.ICHIBAはその名の通り、ロボットをメインに3Dプリンタやドローンをオンラインで販売しています。オンラインストアは昨年12月にオープンし、世界中からユニークやロボットなどを集め、お客様がクリエイティビティをめぐらし、ものづくりを実感できる商品の紹介、販売を行っています。プログラミング学習の教材としても最適な“Otto ロボットキット”は、小型の二足歩行ロボットを組み立てながら自由にプログラミングとハードウェアのカスタマイズができます。ハードウェアとソフトウェアのデザインはオープンソースで公開されているので、アイデアとスキルで様々なカスタマイズができます。ビジュアルプログラミングにも対応しているので、初心者から上級者まで幅広く親しめます。

 家庭でも自分が作りたいように、動かしたいように“ものづくり” ができる機会や多くの人が学びあう場を作り出すことがROBOT.ICHIBAの役割です。

【これからの目標】
 まずはオンラインストアの認知度を高め、多くのお客様に利用していただけるように商品やコンテンツも充実化させていきます。また、長期的な展望として、産業としてのものづくりの領域にも挑戦していきたいと考えています。特に日本はハードウェアとソフトウェアのそれぞれの開発が分離してしまっている現場が多いことを感じていて、その間に入ってより社会や市場にとって有用なソリューションが提供できるよう、“リアルなインターフェイス企業”として貢献していくことを目指しています。

合同会社 ROBOT.ICHIBA
Desk10会員
URL https://www.robot-ichiba.jp/
問い合わせ先 contact@robot-ichiba.jp
河田さん