かわらばん

かわらばん

    
かわらばん地域版58号 2018年11月

次代を担う人材の育成と採用に関する事業
    企業をサポートし隊シリーズ -S I C 編- What is “Incubation” ?
1 .子どもアントレ

 毎年8月、小学5・6年生を対象に開催しています。初めて出会う仲間と会社設立、事業計画書の作成、資金調達、仕入、製造、販売、決算という会社経営のプロセスを疑似体験するものです。この体験を通して、「①会社や経済の仕組みを知る」「②チームワークの大切さを知る」「③お金の大切さを実感する」とともに、「④失敗をおそれずに挑戦できるこころを養う」「⑤自分の考えで行動できる力を養う」などの気づきを持ち帰っていただいています。

2 .アントレ・インターンシップ

 毎年6月~10月、大学生を対象に開催しています。子どもアントレの企画・運営という業務の遂行、業務を遂行した結果の振り返り、経営者や社会人との交流などを通して、「①社会人としての心構え」「②仕事の進め方」などを学びます。そして、4ヶ月に亘る挑戦によって新しい自分を発見することができます。

3.サガツクナビ

 地元で働きたい学生と人材を採用したい地元企業との出会いを“つくり”“つなぐ”、地元密着型の就職(採用)支援サービスです。

 サガツクナビは、WEBサイトを通した企業情報や採用情報を発信するだけでなく、ジョブ・トーク(学生と企業の交流会)、KAIMAMIシリーズ(企業見学ツアーなど)などのリアルな場での交流を通して、地元企業を知り、経営者の思考に触れ、学生の思考を知ることなどにより、より良い就職と採用の実現を目指しています。
 あわせて、ジョブ・サポート(学生個別相談)を通して、どのような仕事をしたいのか、どのような形で社会に関わっていきたいのか、どのようなライフスタイルを実現したいのかなどを明らかにし、自分にとっての適職と適社を見つける支援をしています。
 当然ながら、就職だけでなく起業という選択肢もあります。SICがもっとも得意とする分野ですので、しっかりサポートさせていただきます。

- 担当IMから一言 -

 近年は、子どもアントレに参加した大学生のアントレ・インターンシップへの参加も増えております。その後、地元の企業に就職するケースもあります。20年余りの時間を要しましたが、ようやく一定の成果が出始めていますので、引き続き、地道にコツコツと積み上げ、次代を担う人材の育成に努めていきたいと思います。
 また、今後は、SICの原点に立ち返り、企業支援にも注力していきますので、よろしくお願いいたします。

○ 事業創造部 副部長 上野 泰和(うえの やすかず) ○

福井県出身。大学卒業後、アパレルメーカーに就職し、都内百貨店の営業担当として約11年勤務。2年ほどのブランクを経て、2003年1月、SICで働くご縁をいただき、以来、企業支援、産学連携による商品開発、今回ご紹介した人材事業、社内システムの管理などに従事。多くの方との素敵な出会いに恵まれ、楽しく、激しく仕事をしております。
事業創造部副部長 上野 泰和