かわらばん

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かわらばん入居版81号 2011年2月

NPO南西 (特定非営利活動法人首都圏南西経営応援隊)
【代表プロフィール】
NPO南西(特定非営利活動法人首都圏南西経営応援隊)
理事長 鮫島正英(さめじま まさひで)さん
中小企業診断士、ITコーディネータ
横浜で生まれ、横浜育ち。
昭和電線電纜株式会社での営業技術、製品開発、製造・品質管理、新規事業(社内ベンチャー)、部門経営、経営企画の経験を活かし、地域産業の活性化のためNPOを設立。
趣味は、クラシックギターと沢登り。
現在は、相模原事業所で一番人気があった素敵な奥様と厚木にお住まいの60歳。

【起業しようと思ったきっかけは?】
 1973年に昭和電線電纜株式会社に入社後、製造現場、情報通信関係の技術営業、光ファイバーケーブルの実用化研究及び製造ラインの立ち上げ、更には通信機器開発のため大手電機メーカーの共同プロジェクトに加わり、その後、新規事業のイーサーネット機器の開発を行うなど社内ベンチャーで新規事業を担当した。2002年から経営企画部門に異動し会社経営に携わってきた。
入社後の技術営業の経験が、販売する楽しさと苦労、お客さんに喜んでいただけることの大切さ、そして、研究開発や経営企画で役に立ったと言う。
また、経営企画のとき社長と「この会社には中小企業の機動力と決断力を取り入れなければならない。」ことを決めたことが、地域の産業支援活動に入り込むきっかけとなり、TAMA協会、関東経済産業局と連携し、自らの経験が地域の中小企業の役に立てればと思いNPO南西を設立した。

【事業紹介】
1.企業の経営課題解決支援事業
2.支援機関向け地域産業活性化支援事業
3.教育研修事業
4.情報提供事業
 NPO南西のスタッフが持つネットワークを活用し、中小企業経営を支援するとともに地域企業の連携による研究会などのコーディネータとして積極的な活動を支援している。

【課題となっていること、苦労していること】
 相模原地域の産業支援機関との連携を深めることが必要と考えている。
NPO南西は、自らの提案力を活かし、産業支援機関に積極的に事業提案をして、連携事業を通じ、共に活動の幅、厚みを広げて行きたいと考えている。

【これからの夢または目標は?】
 これからは、サラリーマン企業に替わり、機動力、決断力をもった中小企業の時代である。
NPO南西は、地域の産業活性化をバックアップしていける組織、ニーズとシーズをつなぐことができる組織として、海外進出を目指す企業や中小企業のオンリーワン、企業ブランドづくりを支援したいと思っている。
 1000社以上の地域中小企業への訪問を通じ、もっとマーケティング力、営業力を身につけていただくことが必要だと感じている。地域の産業支援機関と新事業展開を支援する専門家集団NPO南西が両輪で連携できれば、地域企業の産業活性化を継続的に続けることができると考える。活力ある中小企業が相模原に移転してみようと思わせる魅力ある相模原ブランドづくりに貢献したいと思っている。


 NPO南西の愛称で地域に愛される支援組織を目指す鮫島氏は、高校時代から登山が好きで、今は、年数回の沢登りに一人で行くとのこと。
スリリングな感覚と自然の力と偉大さを感じることができるとともに、一人、山で過ごすと、人のぬくもり、やさしさ、大切さを再認識できると言う。
地域の産業活性化のためのNPO南西には、そんな鮫島氏の人を大切にする思い、人のために役に立ちたい思いが込められている。


特定非営利活動法人 首都圏南西経営応援隊
SIC-1 302号室
TEL 042-730-7891 / FAX 042-730-7892
e-mail:info@npo-nansei.org
URL:http://www.npo-nansei.org
理事長 鮫島正英さん