かわらばん

かわらばん

    
かわらばん地域版43号 2016年5月

ARM Technologies株式会社
   大切なのは、顧客の思いを受け止めること
 次世代蓄電デバイスの自主研究を進めながらリチウムイオン電池関連のコンサルティングや受託研究を行っているARM Technologies株式会社をご紹介します。

 代表取締役の荒木紀歳社長は、山形大学大学院理工学研究部物質工学専攻を修了後、ソニー株式会社に入社し、マテリアル研究所で小型ロボット用の人工筋肉やリチウムイオン電池関連の研究開発に携わっていました。その後、受託研究機関の株式会社KRI(本社:京都市)で研究員としての活動を経て、平成26年にARM Technologies株式会社を設立。ソニーで研究開発に携わっている時から「自分のやっている研究が世の中と繋がっていることを感じられる仕事がしたい。そして、失敗してもやり直しがきく今こそ自分の可能性を確かめてみたい。」という思いがあったそうです。

 荒木社長は、顧客がいる現場で顧客の思いを受け止めた上で研究を進めていくことが重要だと考え、その後の起業を見据えながら、リチウムイオン電池関連の研究の他、様々な受託研究案件に携わってきました。

 自主研究中の次世代蓄電デバイスは、高エネルギー密度を達成しうる新規な“レドックス・フロー電池” を用いたもので、将来的なエネルギー革命をも引き起こすことになるのではという熱い思いを抱き研究を進めています。

 一方、コンサルティングや受託研究活動は大学などの研究機関や民間企業(材料、電池、自動車等のメーカーなど)からの依頼を受けて、関西方面への出張も多いそうです。

 今後、トップクラスの研究員を迎え入れられるようにARM Technologiesを成長させて、次世代蓄電デバイスの開発を加速させ、各方面に期待され信頼を得られるような研究成果を着実に重ねていきたいと、荒木社長は話します。

ARM Technologies株式会社
代表取締役 荒木紀歳(あらき のりとし)
SIC-1 213号室
e-mail:noritoshi.araki@arm-tech.jp
荒木社長
評価用ラミネートセル
単極評価用二極セル