かわらばん

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かわらばん入居版252号 2025年5月

青空特許事務所
   テクノロジーを熱く語り合える弁理士として!!
【Desk10会員プロフィール】
青空特許事務所
所長弁理士 佐藤 清(さとう きよし)

 茨城県出身、相模原市在住の佐藤さん。高校生の頃、ふとしたことから空を飛ぶことへの興味が湧き、大学時代はハンググライダー部に所属して、天気や風の状況を見ては、フライトエリアに駆けつけていたとのこと。上昇気流をつかんで自在に空を飛べることがその醍醐味で、気象条件が良ければ3000m以上まで上昇するそうです。今でも年に数回、山梨県のホームエリアに出かけていて、そろそろハイシーズンを迎えるので、空を見上げるとそわそわしてしまう今日この頃とのこと。週3回はランニングをして、マラソン大会にも出場しています。特にフォームに気を付けていて、館内で歩く時の姿勢の美しさが印象的な佐藤さんです。

【技術者から弁理士へ】
 大学は理工学部物理学科に進学、卒業後は外資系のコンピュータ企業で技術者として業務に従事しました。当時、大企業や大学、研究機関向けのコンピュータはメインフレームと呼ばれる大型のコンピュータからミニコンにシフトしている頃で、佐藤さんは品質管理業務に携わり、ハードウェアとソフトウェア両方にまたがる知識と経験を得ました。5年ほど勤め、特許事務所に転職。数値制御装置やロボット、事務機器、各種ソフトウェアに関する発明の特許権取得業務に従事しました。さらに5年ほど経ち、ビデオゲーム市場が最盛期の頃、大手ゲーム制作会社に勤務し、特許部に配属されました。特許権利に関する競争が熾烈なゲーム業界で、発明発掘や権利化のサポート業務を行いました。その後、元の特許事務所に戻り、大手IT企業を対象としてクラウドシステムやAIに関する特許取得業務に従事しながら、2009年には弁理士登録を果たしました。登録後も生成AI、量子コンピュータ等、多岐にわたるソフトウェア関連の知的財産関連の業務に携わってきましたが、「そろそろ、地元への恩返しを果たす頃になったのではないか」との思いが強まり、2025年3月に青空特許事務所を開設。空を縦横無尽に駆け巡るような自由な発想からなる研究開発をサポートすべく、事務所名にもその思いを込めました。

【青空特許事務所の支援業務】
 大企業をクライアントとして従事してきた経験を活かし、知的財産権と言われる特許・実用新案・意匠・商標の出願代理から権利化までのサポート及び、知的財産権に関するコンサルティングを行います。専門分野はIT全般で、通信、情報処理、AV機器、OA機器などの開発に関連する発明に対応します。事前の権利侵害調査も大切で、その後の事業戦略やリスクマネジメントにも活かされます。様々な要望を受け止め、さらなる可能性を見出すことができるよう、依頼者に寄り添った仕事を心掛けています。

【これからの目標】
 ロボットのまちとして注目されているこの相模原で、新しい発明やビジネスについて、多くの方々と語り合えることを楽しみにしています。すぐにのめり込んでしまうことを自負していますが、弁理士としての仕事は冷静に対応することを第一としています。特にアイデアと熱量に溢れているスタートアップ企業からの依頼には、その目的や論点を丁寧に整理し、かつ、スピード感のある対応が必要となります。個々の思いをそれぞれに分かち合いながら、自分自身も常に挑戦する姿勢を忘れず、相模原発のテクノロジーとイノベーションの創出に貢献していきます。

青空特許事務所
Desk10会員
URL:https://aozoraip.com/
※ホームページ内にお問い合わせフォームがあります。
佐藤さん
山梨県の杓子山周辺でハンググライダーでの飛行を楽しむ様子