南西フォーラム開催情報 / 開催報告

第8回南西フォーラム 開催結果報告

開催日:平成18年10月18日(水) 18時~21時
場 所:杜のホールはしもと 多目的室
■今回は東大阪の人工衛星開発プロジェクトを牽引している東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)理事長の竹内修氏、事業開発グループマネージャーの丸川智子氏をお迎えし、プロジェクトの現状や様々な課題についてお話していただきました。
会場風景
近藤副委員長挨拶 ■ 開会にあたり、南西フォーラム運営委員会を代表して玉川大学の近藤副委員長より挨拶がありました。
■ 続いて、メインプログラムへと進行しました。
丸川 智子 氏 大阪府東大阪市は中小企業が集まる"モノづくりのまち"として知られています。各分野のトップシェアを誇る会社やユニークな製品を開発するオンリーワン企業もたくさん集まっています。しかし、大手事業所の海外移転や後継者不足などにより年々事業所が減少しています。また、モノづくりに関心を持つ若者が減少しており、貴重な技術の継承が危ぶまれています。
そんな中、地域を元気づけ、若者が集まる町にしたいとの考えから人工衛星開発プロジェクトは始まりました。小型人工衛星の19年度完成を目指し、13の企業、大阪大学、大阪府立大学、東大、同志社大などの大学やNEDOの協力を得て開発に取組んでいます。
東大阪宇宙開発協同組合
事業開発グループマネージャー
丸川 智子氏

○産学官連携について
企業、大学、行政が役割をよく認識し、産学官連携に取組むべきです。企業、大学、行政それぞれ狙いや目的が違います。企業は利益を、大学は研究論文を、行政は成功したという実績を求めます。ビジネスアイデアまで大学の先生に期待してはいけません。当然ですが、ビジネスの仕組みは企業が考えなければだめです。大学には技術的な指導や実証実験への協力、行政には資金的な協力をしてもらうのです。
○人工衛星プロジェクト
非常にチャレンジブルなプロジェクトですから多くの若者が参加してきました。しかし、リーダーシップの欠如から多くの若者がこのプロジェクトから離れるなど悪戦苦闘しながらここまでやってきました。また、人工衛星の開発という中小企業にとって非常に高い目標を掲げていますからそれは大変です。でも、限られた時間のなかでベストを尽くし、何とか成功させたいと思います。同時に少人数ではありますが若者を育てていきます。東大阪を「若者が集まる町」そして「単なる加工技術の町からコンセプトの町へ」変えていければと思います。
蔭山 哲 氏
東大阪宇宙開発協同組合
理事長
竹内 修氏
■大学・支援機関から以下のようなお知らせがありました。
芳賀 啓一 氏 中小企業基盤整備機構関東支部 
新連携サブマネージャー 芳賀 啓一 氏


新連携支援事業の説明がありました。
木内 直文 氏 神奈川県県北地域県政総合センター 
企画県民部長 木内 直文 氏


11月28日に開催される「知事と語ろう ふれあいミーティング」の紹介がありました。
松本 宏美 氏 神奈川県信用保証協会県央保証審査センター
厚木支所 松本 宏美 氏


神奈川県信用保証協会の紹介がありました。
佐藤 誠 氏 職業能力開発総合大学校能力開発研究センター
普及促進室長 佐藤 誠 氏


11月9日、10日に開催される「職業能力開発研究発表会」の紹介がありました。
廣田 武彦 氏 神奈川工科大学総合技術センター             廣田 武彦 氏

11月2日に開催される「健康福祉支援フォーラム」の紹介がありました。
杉本 祥一 氏 相模原市青年工業経営研究会               杉本 祥一 氏
(株式会社ハイスポット 代表取締役)


同研究会が発行した会員企業紹介パンフレットの紹介がありました。
株式会社さがみはら産業創造センター 稲垣 英孝
10月27日開催の「SICフェア」及び「SIC第二期入居企業募集」の紹介がありました。
箱崎 慶一 氏 ■交流会が開かれました。
乾杯の挨拶は関東経済産業局地域経済部長の箱崎慶一氏にいただきました。
交流会風景
上野委員 ■閉会は運営委員会を代表して株式会社共立の上野委員に閉めていただきました。