かわらばん

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     社長のコラム
かわらばん入居版73号 2010年6月

代表取締役就任及び退任のご挨拶
   平成22年6月16日、弊社第11回定時株主総会におきまして、中嶋 隆が代表取締役に就任いたしました。 新社長ならびに退職いたしました前社長の石川 幸二から御挨拶申し上げます。
「ツイてる」「ありがとう」「感謝します」・・・「ツキを呼ぶ 魔法の言葉」

 はじめまして、中嶋 隆でございます。石川社長の後任として、SICの皆様の仲間入りをさせていただきました。よろしく、お願いいたします。

 さて、タイトルの「ツキを呼ぶ 魔法の言葉」ですが、「いきなり、何だ!!」と感じられると思います。この言葉は、五日市 剛さんという方の講演録のタイトルでもあります。(※【参考】発行所とやの健康ヴィレッジ)
 どこかで、皆様もお聞きになったことがある言葉かも知れません。私は、この講演録をある研究会のメンバーの方から紹介され、その不思議な魅力に、唸ってしまいました。誤解を恐れず、要約すると「ツイてる」「ありがとう」「感謝します」を口に出して表現していると「運」が回ってくるという話です。「そんなバカな」と思うかもしれませんが、こんな使い方です。

 私は、昭和30年に、相模原市で生まれ、育ちました。(ツイてる!ありがとう!感謝します!)高度成長の時代が、小・中学生でしたので、地域の中に、工場や住宅が急激に増加し、変化していくなかで、成長期を過ごしました。(ツイてる!ありがとう!感謝します!)
 その相模原は、本年4月に、政令市へ移行しました。数年後には、圏央道インターチェンジの開通が予定され、多方面からのアクセスが飛躍的に向上します。(ツイてる!ありがとう!感謝します!)更に、産業経済発展の為のインフラが、どんどん整備されてきます。(ツイて
る!ありがとう!感謝します!)
 もう一方で、この地域の中小企業の皆様は、外部環境、内部環境ともに、多様な課題が山積しています。(ツイてる!ありがとう!感謝します!)
 そんな中で、私は、とても「ツイて」います。(ありがとう!感謝します!)なぜなら、企業経営の成長支援が、私のやりたかった仕事でした。(本当に、ツイてる!ありがとう!感謝します!)
そして、社長として、その仕事に取り組めるのですから・・・(まさしく、ツイてる!ありがとう!感謝します!)

 こんな感じで、言葉を発していくとなんだかポジティブになりませんか(極めて単純な私だけの感想でしょうか・・・)
これで、「運」が、回ってきます。
 このポジティブなマインドで、SIC入居企業皆様、地域企業の皆様が、持続継続的に、成長を続けていけるようなサポートをたくさん取り組んで行きたいと考えております。(ツイてる!ありがとう!感謝します!)
 どうか、皆様、よろしくお願いいたします。

株式会社さがみはら産業創造センター 
  代表取締役社長 中嶋 隆



退任の御挨拶

 平成20年6月に就任させていただき、以来、瞬く間の2年間を皆様のおかげで無事勤めさせて頂くことができました。誠に有難うございました。
 顧みますと、前年12月前任先で不動産取引の重なり、その原因が各ファンドの「締始め」によるもので、まさに、「予兆」と言えるものでした。平成20年9月15日、リーマンブラザーズが経営破綻し、金融危機が世界的に拡大し、日本の輸出が急減し、生産活動も落ち込み、各社にとりましても「未曾有」の大きな業績の落ち込みに見舞われた時期でございました。
 西郷隆盛は「変起らば、只それに応ずるのみ」「変事泰然(落ち着いて動じない」「失意端然(望みを失っても正しくしている)」と言われたそうだが、私自身、「どのように頑張るか、そして粘り強く年度目標を達成できるか」と言うことに腐心したものでした。
 そして、昨年上期は、雇用調整助成金の対象ともなる「未来塾」を開講し多くの方々に受けていただくことができました。下期に入りますと各国の景気刺激策が功を奏し、中国に代表されるような急速な回復が生産の持ち直しとなりました。ただ設備投資や雇用の回復は遅く、生産高は6~7割に戻りつつあるも、金額的にはコスト削減の号令のもと売上への寄与が薄い昨今ではないでしょうか。

 皆様に多くのことをご教示いただき、大変お世話になりました。ありがとうございました。「判断すること」の難しさを痛感した期間でございました。
 最後になりましたが、皆様の事業のますますのご伸展とご健康を祈念しております。

  石川 幸二


※【参考】五日市 剛さんのプロフィール・・・1964年7月、岩手県二戸市生まれ。豊橋技術科学大学大学院博士後期課程修了。1988-89年に米国マサチューセッツ工科大学へ留学。工学博士。某大手企業で新規事業および研究開発に従事し、その後自ら会社を興す。現在、数社の顧問も兼任しており、新技術および新規事業の創出に関わっている。26歳のときのイスラエル旅行での出会いがきっかけで人生がガラリと好転。その講演録「ツキを呼ぶ魔法の言葉」(とやの健康ヴィレッジ刊)は口コミで120万部突破の大ベストセラーとなり、その関連図書を含めると、累計で300万部を超える。