南西フォーラム開催情報 / 開催報告

第4回南西フォーラム 開催結果報告

開催日:平成17年6月15日(水) 18時~21時
場 所:杜のホールはしもと 多目的室
■JR橋本駅すぐの杜のホールはしもとにて、恒例となりました首都圏南西地域産業活性化フォーラム(第4回目)が開催されました。当日は朝から雨にもかかわらず、中小企業の皆様、大学関係者・金融機関・支援機関等から約124名の方々が集まりました。
満席の会場風景 委員長挨拶
ほぼ満席状態の会場の様子 委員長挨拶
■開会にあたり、南西フォーラム運営委員会を代表して、金沢委員長(メディアプラス社長)より挨拶がありました。
■続きまして、メインプログラムへと進行しました。今回は4月に施行された「中小企業新事業活動促進法」を題材に、国・支援機関・企業のそれぞれの方々からプレゼンをしてもらいました。
「中小企業新事業活動促進法」では、「新連携」の構築が目的とされており、南西フォーラムが主題としてきた産学連携に加えて、企業間同士の連携(いわゆる産産連携)による新事業創出を促すことがその目的とされており、研究開発のみならず事業化に係る経費なども補助金の対象となっているため、中小企業にとっては選択の幅が大幅に拡がることになります。また、認定企業には融資や税制面における優遇措置を受けられる等のメリットがあるため、積極的に取り組む価値ある制度として今回のメインテーマとさせていただきました。
鈴木課長補佐 トップバッターとして、関東経済産業局地域振興課の鈴木課長補佐より、制度についての説明をしていただきました。
「中小企業新事業活動促進法」はこれまでの「創造法」・「経営革新法」・「新事業創出促進法」の見直しにより生まれた法律だそうです。また、法律の目玉は「新連携」と呼ばれる経営革新認定とその後押しをする補助金制度であり、連携体を構築するための資金や事業化のための資金も補助金の対象になるそうです。わからないことがあれば「まずは相談を!」とのことです。
中小基盤整備機構より、プロジェクトサブマネージャーとして、TAMA協会に派遣をされている芳賀啓一氏より認定を受けるための手続き方法や、助成金の申請について説明をいただきました。
認定を受けるためには事業評価委員会にかけるための「前裁き」が重要なので、気軽に相談をしていただきたいとのことでした。TAMA協会に入会するとコーディネータによる支援が受けられるので、「是非、ご入会を!」と宣伝しておりました。
芳賀啓一氏
長崎氏 企業を代表して運営委員の長崎氏<(有)創夢設計・顧問>がプレゼンをしました。長崎克央さんは環境優しい住宅設計に取り組んでいる「パッシブソーラーシステム」という太陽熱を利用した暖房システムの家についての話しをしてくれましたが、まだ日本国内ではなじみの薄い工法なので、制御システムや部品の調達に苦労をしているので、想いをわかちあえる企業の方を熱望されているそうです。
まちだテクノパークより、(株)和広の品質保証グループ長京谷信雄さんがプレゼンをいたしました。(株)和広では鉄道関係の業務を多く請負っているとのことですが、この日はまちだテクノパークの企業で共同開発をした新型の熱風発生装置について発表をしてくれました。従来の温風器と比較して熱交換率が良く、小型化がはかれるなどメリットは非常に多いので、家庭用にも業務用にも使えるそうです。「製品化についてのアイデアがある方をお待ちしています。」とのことです。
京谷信雄さん
■ここからは、お知らせがいくつか続きました。
永井直文さん ○SICから燃料電池研究会のお知らせ

SICのインキュベーションマネージャーの永井直文さんより詳細説明をしていただきました。

開催日時 平成17年6月21日(火)午後1時~
開催場所 SIC-2
境先生 ○大学からのお知らせ

東京家政学院大学の境先生から「日本公益学会」の開催についてお知らせをしていただきました。

開催日 平成17年8月20・21日
開催場所 東京家政学院大学 多摩キャンパス
紀(きい)課長補佐 職業能力開発総合大学校研修課の紀(きい)課長補佐より、同行で開催している「民間等能力開発指導者研修」についてお知らせをしていただきました。詳細についてはホームページを確認してください。

http://www.uitec.ehdo.go.jp/itdi/h16/html/minkankensyu.html
宇野繁課長 ○神奈川県県央地域県政総合センターから
「中小企業技術支援強化」についてのお知らせ

県央地域県政総合センター商工労働部商工観光第二課の宇野繁課長より神奈川県産業技術総合研究所と合同で開催している、「中小企業技術強化支援」について説明がありました。経営面だけでなく技術面での相談にも対応しているので、積極的に活用いただきたいとのことです。なお、現場相談も行っているそうです。

第1・3水曜日
県県央地域県政総合センター商工観光第二課
第4水曜日
座間市商工会議所
相談時間は10時~12時(午後は現場相談)
原則として予約は不要ですが、現場相談を希望される場合のみ事前予約が必要。
■続いての分科会の結果報告と開催案内が行われました。
『神奈川工科大学健康福祉支援フォーラム』開催結果
福祉システム学科教官による専門セミナーや技術相談を通じて参加企業との継続的な交流を図り、産学連携による福祉分野の工業の発展や技術の進歩に貢献することを目的として『第2回神奈川工科大学健康福祉支援フォーラム』を開催しました。

廣田先生
神奈川工科大学 廣田先生
開催日 平成17年5月18日 18時~21時
場 所 サンエールさがみはら
参加者 50名
内 容 ユニバーサルデザインに基づく触察サインの開発
(小川喜道助教授)
ジェスチャや音声で操作するロボットシステム
(河原崎徳之助教授)
腱駆動式運動機能訓練装置の開発
(兵頭和人助教授)
高齢者の健康維持運動の促進と評価のための
インストラクタロボットの開発
(吉野和芳助教授)
次 回 10月下旬or11月上旬に第3回目を開催予定
『青学ビジネスフォーラム2005』開催案内
開催日 平成17年7月16日(土) 14時~16時
小松マネージャー
青山学院大学 小松マネージャー
場 所 青山学院大学相模原キャンパス
内 容 1 『風から力を獲得する』
講師:理工学部機械創造工学科 三栖 教授
2 『ヘルスケアサービスとバイタルセンサ技術の動向』
講師:理工学部非常勤講師 曽根 講師
■分科会報告の後は、恒例となりました参加者1分間スピーチとなりました。事前に申し込みをいただいた8名の方からスピーチを頂きました。
■本日はメニューが多すぎたせいでしょうか、予定時刻を大幅に過ぎてしまいました。30分遅れで皆様お待ちかねの交流会へ突入しました。乾杯の挨拶は、関東経済産業局地域経済部の楠田部長にいただきました。閉会は運営委員を代表して、共立工業(株)の上野社長に閉めていただきました。
交流会
■今回の交流会はいつもと少し違った妙な盛り上がりがありました。参加企業の方々も4回目ということで多少なれてきたのかも知れませんが、会場のあちこちで熱い商談が行われておりました。今回の交流会参加者はちょうど100名ということでしたが、次回はもっと盛り上がるようにいたしたいと思います。ちなみに、次回(第5回)のフォーラムは10月の開催を予定しています。