南西フォーラム開催情報 / 開催報告

南西フォーラム分科会 第4回
「赤外線天文衛星SPICAに向けたコロナグラフ光学装置の開発」

開催日 平成25年12月17日(火) 18時~20時
場所  相模原市立産業会館 3階 大研修室

 モノづくり企業と宇宙科学研究所との連携を目的とした宇宙科学研究会は、平成25年1月22日に第1回が開催され、平成24年度は3回開催されました。毎回、相模原市、町田市はもとより、神奈川県、東京都など広範囲の企業や支援機関から多くの方が参加されました。
 平成25年度も3回の開催を予定し、12月17日(火)に第4回が開催されました。28名の方が参加し、講演は専門的な内容にも関わらず、参加された方の興味も高く、会場からも専門的な質問が多く寄せられました。講演の後、質疑応答と名刺交換を行い、盛況の内に終了いたしました。

講演内容
「赤外線天文衛星SPICAに向けたコロナグラフ光学装置の開発」
 JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所
 宇宙物理学研究系 助教 塩谷 圭吾(えんや けいご)氏

 2020年代に打ち上げ予定の次世代赤外線天文衛星SPICA(スピカ)を題材にして、赤外線での観測、運用が終了した赤外線天文衛星「あかり」、系外惑星、そして、系外惑星を観測するためのコロナグラフの開発について紹介がありました。
 夜空に見える星は、太陽と同じく自らが光を放っている恒星であり、地球と同様に恒星の周りを回っている惑星については観測が難しく、ようやく、最近になって、系外惑星の見つけ方が発表され始めました。JAXAにおいても、高性能なコロナグラフの開発により、赤外線天文衛星SPICAにて、系外惑星の観測に挑戦していることが紹介されました。