Tenants introduction 入居企業紹介

入居企業紹介

インタープロテイン株式会社

ヘルスケア・バイオ

  

【事業内容】
INTENDD®及びhelix-loop-helix-peptide peptideを基盤技術として、蛋白質間相互作用(PPI)などを標的とした医薬品の探索的研究を中心に活動しています。独自技術と経験豊富な創薬研究陣により、創薬の探索段階から最適化段階、すなわち、基礎から応用(実用化)に至る「死の谷」と呼ばれるステージにソリューションを提供し、創薬研究開発の生産性の向上に貢献してまいります。

【主な製品・技術・サービス】
インタープロテインは自社研究プログラムと製薬企業との協業的プログラムを展開しています。前者としてはIL-6阻害薬、腫瘍血管新生阻害薬、Notch1阻害薬、IgE阻害薬、チューブリン重合阻害薬(いずれも低分子化合物)があり、特にIL-6阻害薬のリード最適化に注力しています。後者としては当社が確立したSBDD(structure-based drug discovery)戦略であるINTENDD®(INTerprotein’s Engine for New Drug Design)及び標的毎に新たに構築するユニークな分子設計用アルゴリズムであるSBSG®(Structure-Based Scaffold Generation)法を活用し、新しい標的に対する新規骨格を取得します。また、INTENDD®での検討を行う際には、下図左に示す分子模型作製用3Dプリンタを使用し、下図右のような蛋白質の立体分子模型を作製します。さらに、立体構造規制ペプチドの一つであるhelix-loop-helix peptide(マイクロ抗体)を用いた創薬も目指しています。これらの技術を活用することにより、PPIのみならず、多くの創薬標的に対するアプローチが可能となり、興味深い標的があるが、阻害物質に関する情報がない、HTSでヒットが見つからない、骨格を変換したい、等の状況においても創薬研究をスムースに開始することが可能となります。

【コメント・特記事項】
INTENDDを用いた低分子化合物の探索的研究に関しては富士フィルム株式会社、味の素製薬株式会社、武田薬品工業株式会社、ラクオリア創薬株式会社等と契約を締結致しました。武田薬品工業及びラクオリアのテーマにおいては、実際にアッセイされた化合物のうち、それぞれ約11%及び約18%がヒット化合物と判断されました。また、アカデミアとの共同研究として、Runx1阻害剤(低分子)及びTIM-3阻害剤(低分子及びペプチド)等の研究も開始致しました。インタープロテインは、様々なタイプの新規創薬標的(PPI、non-PPI;細胞内、細胞外;アンタゴニスト、アゴニスト等)に作用する低分子化合物又は立体構造規制ペプチド(マイクロ抗体)の取得を目指した共同研究のパートナーを求めています。


  • SIC-2 205