かわらばん

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かわらばん入居版126号 2014年11月

株式会社フォーステックエンジニアリング
   設備のホームドクターを目指して
【代表プロフィール】
株式会社フォーステックエンジニアリング 
代表取締役 久保田 邦男氏 1972年生まれ 42歳
神奈川県平塚市出身 相模原市在住
 
 2013年10月に各種プラント設備や産業機械のエンジニアリングを事業とする株式会社フォーステックエンジニアリングを設立し、Desk⑩に入会されました。幼少期から機械が好きで、仕事以外でも車をご自身でメンテナンスしてはダートトライアルのコースを走るそうです。
 また、数年前からテニスも始められ、奥様とコートで汗を流していらっしゃいますが、最近は仕事が忙しく、何とかダートトライアルやテニスのための時間も作りたいとお話し下さいました。

【起業のきっかけは?】

 若い頃から独立志向がありました。地元の工業高校を卒業後、大手のプラント設計会社に入社、強電関連部門の技術者として年単位のプロジェクトに携わりました。海外ではインドネシアの材料プラント建設の経験もしました。その後、中堅のプラント設計会社に移ってからは、技術系のプロジェクトマネージャーとなり、そして、以前から「設計の前段階である “ 提案 ”の段階からお客さまと関わりたい」という思いから営業職を志願しました。それまでに身に付けた技術や経験を活かして、営業担当者として多くのプロジェクトを手掛けました。
 そんな中、「会社都合の提案ではなく、自分自身に信頼を寄せて頂ける仕事をしたい」という気持ちが湧き立ち、起業を決意しました。

【事業紹介】

 各種液体・紛体等の連続装置を稼働させるプロセス型製造用設備の制御装置の更新や再構築、設備のFA化などを、設計、工事から試運転まで行っています。
 プロセス型製造はいわゆる「装置産業」であり、設備に多額の資金が投入されるからこそ、設備の更新には顧客の大きな決断が迫られています。関連する技術や知識のみに頼らず、多くのプラントと関わってきた経験から、コストの合理化や安全衛生、品質向上といった、それぞれの顧客がそれぞれに描いているビジョンを具現化させることが
フォーステックエンジニアリングの使命でもあります。

 市場ニーズは多様化しているため、プロセス型製造の現場でも柔軟な製造環境が必要となります。また、設備そのものを更新させるのではなく、一部を改造させることでプラント全体のパフォーマンスを向上させられるケースはまだまだ多いのが現状です。そのような中、装置の新旧を問わず、設備全般の能力を引き出す技術力と提案力が自社
の強みだと自負しています。

【これからの夢または目標は?】

 おかげさまで会社設立から1年が経ったところですが、これからもリピート、新規
の案件を増やして“設備のホームドクター”としてお客様から頼りにされる存在であり続けたいと思います。
 やがては自社製品を開発することも目標としています。顧客に一番近い位置にいるからこそ、本当に喜んでいただける装置をつくりたいと思っています。

株式会社フォーステックエンジニアリング
Desk⑩
URL: http://www.forcetech-eng.com/
久保田さん