かわらばん

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かわらばん入居版107号 2013年4月

中嶋社長のつぶやき
   新ビジネスの第一歩を踏み出すチャレンジの「場」
 桜の開花。今年は、ずいぶん早かったですね。寒かった今年の冬から大きく変化し、急に咲いてしまったように感じています。

 そんな季節に、ビジネスの花を咲かそうとしている起業家の皆さんによるチャレンジの「場」に参加してきました。公益財団法人川崎市産業振興財団と川崎市が主催する「かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデア市場」第82回最終選考会です。実は、SICはこのオーディション協賛組織のひとつで、今回の表彰式で「SIC賞」対象企業があり、表彰盾授与のために参加しました。

 この取組は、平成13年11月に第1回がスタート。川崎発の元気な企業を育てるために、広くビジネス・アイデアを募集し、年6回開催、通算82回の凄いオーディションです。ここで凄いのは、川崎に関係する起業家に限定せず、全国の多様な地域からの応募ができることです。毎回たくさんの応募があり、これまでの応募数は、学生を含めて、なんと1,659件。受賞者は560件を数えているそうです。
 募集対象は、「創業または新分野進出を前提とするアイデア」ですので、起業して間もない方、新分野進出、新技術開発を目指している皆様には、とても良いチャレンジの「場」と言えます。
 このオーディションの審査は、①1次書類審査、②2次面接審査、③最終選考会の3段階で行われます。最終選考会では、ご本人のプレゼンテーションが行われます。今回の最終選考会では、7名の方たちが、情熱をもって自身のビジネスプランをプレゼンテーションされました。決められた15分の時間をフルに利用して、プレゼンテーションされていることに対し、審査員から暖かい質問やアドバイスがあります。毎回のことですが、審査員の皆さんの広い心で接している姿にも感動です。
 そして、優れたアイデアには、販路拡大、資金調達の支援やベンチャーキャピタリスト、ビジネスパートナーとの出会いの場の提供などアイデアを実現するためのサポートが行なわれます。

 「夢の第一歩を踏み出してみませんか。あなたの応募をお待ちしています。」との言葉に反応してみるのも、皆さんのビジネスが、早く花開くための1つの方法かもしれません。
 但し、桜のように、すぐに散ってしまうのではなく、長く咲き続けることも目指したいですね。

「かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」ホームページ
http://www.kawasaki-net.ne.jp/bizidea/index.htm