かわらばん

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かわらばん地域版5号 2009年11月

株式会社イマジスタ
   X線CCDのプロフェッショナル
 X線CCDカメラのプロフェッショナルと自負するのは、株式会社イマジスタの小林修社長。社名のイマジスタは、「普段目にしている何気ない素材も角度を変えて観察すれば新しい発見がある。」と英語のImageより命名。1991年の起業当初から、イメージに携わる仕事、特にイメージセンサの周辺機器の開発やサービス、特殊用途のTVカメラの開発、製造、販売をしている。
 同社の主力製品はX線CCDカメラ。低いコストでX線の拡大撮影ができることから、工業用X線テレビ検査装置に組み込まれ使われている。発売を開始してからすでに10余年になる。高解像度シンチレータとCCDによって構成されたX線撮影用のC C D カメラ『X ポイント1000』の最近の代表的なアプリケーションは、SMD(Surface Mount Device)のはんだ検査、多層基板のX線基準穴明け機の基準点(アライメントマーク)撮影用のテレビセンサとして使用されている。
 新製品では、高速CMOSカメラがある。CMOSイメージセンサは、感度ではCCDに及ばないが高速の読み出しが出来るため高速撮影に適している。CMOSイメージセンサを使用したTVカメ
ラはSXGAクラスの高い解像度と高速の画像データーを扱うため、通常のアナログのTVカメラの機種は少なく同社が用意している機種もCamera Linkインターフェイスを経由してPCのキャプチャーボードに画像を取り込むタイプの機種である。VGAで1722 fps (1秒あたり1722コマ)の撮
影ができる。
 2003年から、韓国、中国、イタリアなど海外展開し、現在同社の6割を輸出が占めるが、これからも、研究室支援を含め、ニッチマーケットでの使い勝手の良いテレビカメラを、お客様の視点に立って開発してゆくと小林社長は話す。

株式会社イマジスタ
代表取締役 小林 修
さがみはら産業創造センター SIC1ー211
TEL/FAX 042-770-9707
ウェブ: http://www.imagista.co.jp
イメージファイバを使用したカスタム製品の製作