かわらばん

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     入居企業紹介
かわらばん入居版132号 2015年5月

株式会社トライレイズ
【代表プロフィール】
株式会社トライレイズ
代表取締役 柴 義彦(しば よしひこ)
長野県生まれ 相模原市在住 44歳
専務取締役 渡邉 義昌(わたなべ よしまさ)
山梨県生まれ 相模原市在住 41歳
取締役 河西 孝昭(かさい たかあき)
山梨県生まれ 相模原市在住 39歳

 柴さんは幼少の頃、お爺様が秋葉原から買ってこられた電子部品を目にすることが多かったことが今の仕事につながる原体験となっているそうです。中学生の時の技術の授業で、先生の指示通りに基板に部品をはんだ付けする課題に対して、柴さんは「こうすればもっとよくなるのでは?」と一回り小さく作って周りを驚かせたことがあったとか。ご自身が好きなこと、関心があることにはのめり込んでしまう性格とのこと。長時間集中力を維持する仕事柄、ストレス解消のためスポーツジムに週5回ほど通っていらっしゃるそうです。元々20代のころにキックボクシングを本格的にやっていたこともあって、スポーツジムではボクササイズが一番リフレッシュできて、仕事の能率も格段に上がるのだそうです。

【起業のきっかけは?】
 「先端を行く難易度の高い仕事をもっとやってみたい」という思いが募ってきた頃、以前、同僚として一緒に仕事をしていた河西さんから「また一緒に仕事ができたら」と相談を受け、考えた結果、いっそのこと会社を起こそうと決意されました。とかく、難しいと思われるような仕事は結果的に利益になりづらいが、それを避けていては、設計者は育たないと考え、渡邉さんも加わって設立したのが“株式会社トライレイズ”。

 「これは大変だな」と思うような案件でも、自分たちの技術や知識、そしてチームワークで“挑戦”を続けるという思いが社名にも込められています。

【事業紹介】
 プリント回路基板の設計、製造・実装、関連するコンサルティングを行っています。プリント基板のアートワーク設計では一般のプリント基板の他、車載用プリント配線基板設計、モジュール設計、電源基板設計、インピーダンスコントロール設計なども行います。

 近年では設計前に回路情報から配線条件を検証し、配線設計完了後に実際の配線パターンによる解析を行う伝送回路シミュレーションが客先から求められるようになっています。トライレイズでは、高品質かつ低コストの設計業務をお客様に提供するため、これらのシミュレーション環境を整えています。

 また、JAXAが開発している各種衛星には河西さん、大手半導体メーカーの検査装置には渡邉さんが関わっています。経験豊富な設計者による、きめ細やかでスピーディーな仕事によって、現在の取引先との信頼関係を築くことに繋がっているとのことです。

【これからの目標】
 身の回りのありとあらゆるものにプリント基板が組み込まれ、電子回路基板の仕事は世の中に欠かせないものとなっています。それぞれが異なる得意分野を持つ3人のメンバーで始めましたが、これからもっと仲間を増やして、設計業務の環境も充実させ、トライレイズに任せれば安心!」とより多くのお客様から言っていただける会社を目指しています。

株式会社トライレイズ
SIC-1 319
左から 柴 義彦さん、渡邉 義昌さん、河西 孝昭さん
プリント回路基板
Simulation Waveform Results