子どもアントレ
(さがみはら子どもアントレプレナー体験事業)

子どもアントレ

平成29年度 当日の様子

「TK HOUSE」 商品:TK
「一万円で買える華やかな鏡」 商品:万華鏡
「かべかけデコタイル」 商品:タイル
「小物入れ専門店」 商品:小物入れ
「海のぷにぷにジェルボトル」 商品:海のジェルボトル
「夏の音」 商品:風鈴
「ピースカンパニー」 商品:フォトフレーム
「ストラップフジ」 商品:スエード調紐のみつあみストラップ

参加者の声

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1日目

・オリエンテーション
緊張した面持ちで席に着き周りを見回していたみんな。けれども班の中で自己紹介を始めるとすぐに、「何小学校?」「特技は?」と打ち解けた様子でいろいろなことを聞き合っていました。私の名前もすぐに覚えて呼んでくれました。

・会社設立、役職決定
みんな講義をしっかり聞いていたので、どんな役職があるのかということをちゃんと理解していました。希望が被った時も、話し合いで決めようという意見が出たり、譲ってくれるメンバーがいたり、みんなのしっかりした一面を見ることができました。これから頑張るぞ、という意気込みが感じられました。

・商品紹介
商品サンプルを見てすぐにキーホルダーを作りたい!という意見が多く出て、絶対に譲れない!という熱い思いが伝わってきました。その中でも、少数派の意見をきちんと聞き入れ、どうしてその商品がいいのかということを話し合っていたのがとてもよかったです。

・商品、販売場所決定
結局ジャンケンに負け、当初希望していた商品を作ることはできなくなってしまいました。しかしすぐに気持ちを切り替え、どの商品にするかみんなで話し合い、きちんと意見がまとまりました。ここでもチームワークをしっかりと発揮できました。販売場所は最初に希望していたところが他の班と被らず、すんなりと決まりました。販売場所は有料、そして場所によって料金に差があるので「お金をかけすぎず、でもお客さんの目にとまる場所」みんなの作戦がうまくいった瞬間でしたね。

・社名決定
お客様にとって分かりやすい社名ってなんだろう?と考えた末、商品の壁掛けタイルを社名に入れることになりました。しかし、ここでみんなの意見が対立したためなかなかまとまらず、他の会社が次々に社名を決め画用紙に書いていくのを見て、なおさら焦ってしまいました。最終的には、みんなが納得し、『壁掛け・デコタイル』という素敵な社名になりました。

・事業計画書作成
事業計画書の作成は、項目ごとに各マネージャーが中心となって進めることができました。どんな人に買ってほしいかを書く項目では、男女に分かれて年代別に細かく設定していました。それをお互いに見せ合い、「いいね」と認め合う場面も見られました。商品をいくつ作るのか、タイルやおはじきはいくつ買うのか、ということで少しもめたりもしましたが、必ず最後にはみんなが納得して進めることができました。利息や利益の計算など、少し難しいかなと心配していた部分も、理解しているメンバーの意見を聞き素直に受け入れられました。時間内に終えることもでき、1日でみんなの成長を感じられた瞬間です。


2日目

・融資交渉
銀行への融資交渉は順番待ちからスタートするはずが、ほかの会社が事業計画書の見直しをするとのことでいきなり挑むことに。練習を全くしていなかったものの、なぜかみんな自信満々。しかし、銀行に入ってすぐ、全員がテキストを持ってきていないことを指摘され早々に帰されてしまいました。それでも落ち込むことなくすぐに二回目の融資交渉に挑戦。今度は、事業計画書に書いてある材料で本当に足りるのか、道具のレンタル時間が短いのではないか、場所代やディスプレイ代が抜けている、などたくさんの指摘を受けました。一度にたくさんのことを注意され、最初の勢いはどこかへ消えてしまったようでした。それでもお金を借りられなければ商品を作ることができません。銀行に信用してもらうにはどうしたらいいか、もう一度みんなで考え直しながら修正しました。そして4回目の融資交渉でついにお金を貸してもらうことができました。銀行からOKが出た時のみんなの安心した顔が忘れられません。一番の頑張りどころでしたね。

・商品製造
事業計画書に沿って必要なものを買い、タイルやおはじきなど種類が選べるものは、仕入れマネージャーと経理マネージャーが色や柄を選んでいました。ただ、接着剤やタオル、ヘラなどの道具を一つしか借りていなかったため、誰が最初に使うのか、順番はどうするかなど、少しもめてしまう場面もありました。それでも、融資交渉の時に銀行から言われた、「みんなで協力して頑張って下さい」という言葉を思い出し、譲り合いながら作業を進めることができました。しっかりと道具のレンタル時間を意識していたことにはとても感心しました。そのおかげか、余裕を持って予定していた16個の壁掛けを作り終えることができました。タイルの並べ方や色使いもみんな個性的で、世界に一つしかない素敵な壁掛けになりましたね。作った商品をお互いに褒めあう姿にほっこりしました。

3日目

・販売
販売前は緊張した様子で、「本当に買ってくれるのかな」「銀行にお金返せなかったらどうなるんだろう」と心配ばかりしていましたが、いざ始まると、他のどの会社よりも大きな声で呼び込みをし、たくさんのお客様の注目を集めていました。立ち寄ってくださるお客様一人ひとりに丁寧に商品の説明をし、みんなの作った商品をしっかりアピールできていたと思います。その甲斐あって、全会社の中で一番に完売することができ、みんなでハイタッチして喜びました。3日間の中で初めて一番になれた瞬間でしたね。看板を持つ役割を途中で交代してあげたりと、みんなの優しさも垣間見れました。

・決算、振り返り、報告会
レシートや販売管理表をしっかりと管理していたおかげで、驚くほど早く決算が終わりました。返済の前には、融資交渉の時を思い出して銀行に説明する担当を決めたり、読む練習をしたり。時間を有効活用し、無事銀行へお金を返すことができました。予定よりも少ないお給料になってしまいましたが、みんなの笑顔から満足感が伝わってきました。報告会に向かう前は少し緊張した面持ちでしたが、それぞれの役割をきちんと果たすことができました。みんなの3日間の感想もとても心に響きました。


BBからのコメント

3日間お疲れさまでした!『壁掛け・デコタイル』のみんなは、しっかりと自分の考えを持っていてそれをちゃんと伝えることのできる立派な人です。だからこそ何度もぶつかり合い、たくさんケンカもしたね。その度に言いたいことをとことん言い合って、相手の意見も聞いて、時には納得できなくても譲らなければならないことがあったと思います。そんな時にうまくみんなをまとめられなかったことを後悔しています。それでも、商品製造の時、すごく近い距離でみんなが真剣な表情で作業しているのを見て、この会社のBBになれて本当に良かったと思いました。一生懸命大きな声で販売し、一番最初に完売したときはみんなの頑張りが報われた瞬間だったね。報告会で堂々と話すみんなの姿に思わず泣きそうになりました。お給料もありがとう。一生の宝物です。初めて書く事業計画書や決算報告書、初めての融資交渉に商品製造、そして販売や報告会。たくさんの初めてに臆せず向き合うことのできたみんななら、これから先もいろんな場所で輝く存在になれると思います。そんな素敵なみんなと過ごすことができて本当によかったです。『壁掛け・デコタイル』のみんな、3日間本当にありがとう!今度はぜひBBとして戻ってきてね!



座間 結莉(BB)



「TK HOUSE」 商品:TK
「一万円で買える華やかな鏡」 商品:万華鏡
「かべかけデコタイル」 商品:タイル
「小物入れ専門店」 商品:小物入れ
「海のぷにぷにジェルボトル」 商品:海のジェルボトル
「夏の音」 商品:風鈴
「ピースカンパニー」 商品:フォトフレーム
「ストラップフジ」 商品:スエード調紐のみつあみストラップ

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協賛社(者)のご紹介

子どもアントレは、開催趣旨にご賛同いただいた多くの皆様からのご協賛により成り立っております。

  • 有限会社エーエス
  • 有限会社創夢設計
  • 有限会社三瓶自動車整備工場
  • 株式会社相模運輸
  • 株式会社リガルジョイント
  • 株式会社八千代銀行 相模原法人営業部